- 技術資料
アクリルの手入れ:ガラスクリーナーが割れを生む理由
アクリル製品は傷み始めます。溶剤清掃が白濁と微細な亀裂(クレイズ)を起こす仕組みと、長持ちさせる拭き方・置き方を整理します。
- 乾いたホコリ
- 水なしで、マイクロファイバーのみ
- 指紋
- 薄めた食器用洗剤と水、柔らかい布
- 油汚れ
- 同じ液で数回に分けて拭く
- 技術資料
アクリル切断と穴あけ:工房で起きる三つの負け筋
鋸盤からボール盤まで、アクリル展示加工で最も多い欠け・溶着・内部応力亀裂の三敗因と、それぞれの原因・予防・手当て。
- 鋸欠け
- 鈍刃/早送り/押さえ不足——治具を先に疑い、次に刃、最後に板
- レーザーカス
- 速度遅すぎか出力過剰——試作片での確認が、本板より常に安い
- 穴あけ白化
- 回転数が高すぎて局所溶融——低速、sharpビット、板に躊躇の隙をやらない
- 技術資料
アクリル製品の輸送:養生・緩衝・到着時の検査
保護フィルムは何から守っているのか、板と板の間に何を挟むのか、届いて最初の5分でどこを見るか。アクリルを傷ませない輸送の実務を整理します。
- 外装箱の角つぶれと貫通穴
- 角に当たった荷物の跡がないか
- フィルム表面の深い擦り傷
- 剥がす前に光を当てて方向を見る
- 角の白い削れ
- 板間緩衝の有無を確認
- 技術資料
アクリルの板厚の選び方:用途から目安を決める
ケース、什器、棚板では板厚の求め方が違います。厚みが剛性に効く仕組み、呼称厚と実測厚のズレ、発注前に図面で確認すべき点を整理します。
- 蓋・小物ケース・保護プレート
- 2〜3mm
- 仕切り・整理トレー・小物陳列
- 3〜4mm
- 展示スタンド・ボックス什器
- 4〜5mm
- 技術資料
アクリルかガラスか:展示用途で選ぶ本当の分岐点
展示ケースにおけるアクリルとガラスの比較を、透明度・重さ・危険性・傷の4軸で分解し、それぞれの「劣化の質」の違いまで追う。
- 耐震・転倒リスクのある展示
- アクリルの圧勝。割れ方の質が違いすぎる
- 高輝度ライトを長時間当てる照明展示
- ガラスは熱で反らない、アクリルは软化点まであと一歩
- 頻繁に手を触れる触覧展示
- アクリルは研磨で再生できる、ガラスは研磨コストが新品に近づく
- 技術資料
アクリル陳列と照明:LED一択になる理由
アクリルの展示に照明を組み合わせる時の注意点。熱で歪む仕組み、色温度と演色性の選び方、アクリルが側面発光で見せる特性まで発注前に押さえます。
- 宝飾・メタル・白主体の商品
- 昼光色寄り(高め)で輪郭くっきり
- 食品・化粧・温かみを見せたい商品
- 電球色寄り(低め)で色を落ち着かせる
- 棚全体を均一に照らす
- 拡散タイプのバーを面間で分割
- 技術資料
屋外使用とアクリルの紫外線:黄ばみの本当の話
屋外でディスプレイ用アクリルに実際に起きること、キャスト板と押出板の違い、そして10年ではなく1年目で出る劣化の場所まで解説します。
- 太陽光下の透明性
- 残る。PMMAのUV黄変はポリカーボネートやPET-Gよりずっと起きにくい
- 屋外の表面硬度
- UVでも雨でも不変——傷をつけるのは埃と拭き方だけ
- 太陽に当たる接着コーナー
- 最有力の早期劣化点:溶着部と一部接着剤は板より先に劣化する